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国際高等研究所戦略会議(ISC)

国際高等研究所は2013年4月に公益財団法人に移行し、これまで以上に社会に耳を傾け、社会から見て公益性が担保される活動を強化していくことが求められています。設立の原点に立ち返り、基本理念・基本的性格の具現化を進めるとともに本法人が社会から求められる役割を、責任を持って持続的に果たしていくための中長期基本計画の策定と、その基盤を構築することを目的に、理事長の諮問機関として、国際高等研究所戦略会議IIAS Strategic Committee(ISC)を設置しました。

第1期ISCは長尾真京都大学元総長を議長に迎え、2013年10月に発足し、2015年3月に「自然・人類・社会、その超えるべき課題と未来」を取りまとめ、答申しました。その答申に提示された議題が2015年度から2017年度まで設定された基幹プログラムに展開しました。
第2期ISCは、議長に村上陽一郎東京大学名誉教授を迎え、2015年4月1日に発足しました。当時の立石義雄理事長から、ISCに対する新たな諮問として、「『人文社会系の学』と『社会』との乖離」、および「新たな研究ドメインとプロセスの確立」について諮問がなされ、2017年3月に村上議長から答申がありました。
また、村上議長の下に2017年度に新たにメンバーを加えて再スタートしました。2018年度に精力的に会合を重ね、2019年3月に最終答申を取りまとめます。
近代において科学技術が社会に対して果たしている役割は大きく、高度に発展した科学技術が生活に安心・安全や利便性、豊かさをもたらすと同時に、地球社会と人類を様々な課題に直面させてもいますが、それら課題の解決に際して「人文社会系の学」が、その大きな役割の一つである、「社会の価値を高め、円滑な活動に寄与していく」ということが果たせるような方策の提示を目指します。

第2期国際高等研究所戦略会議(ISC)の2016年度レポート(2017年3月度)を発刊しました。

ISC 2016年度レポート
ISC 2016年度レポート
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国際高等研究所戦略会議(ISC)第2期委員構成(2018.4.1 現在/敬称略・五十音順)

議長

村上 陽一郎

村上 陽一郎
東京大学名誉教授
国際基督教大学名誉教授

委員

猪木 武徳

猪木 武徳
大阪大学名誉教授
国際日本文化研究センター名誉教授

大橋 良介
公益財団法人日独文化研究所所長

大原 謙一郎

大原 謙一郎
公益財団法人大原美術館名誉館長

神里 達博
千葉大学国際教養学部教授

笠谷 和比古

笠谷 和比古
大阪学院大学法学部教授
国際日本文化研究センター名誉教授

黒木 登志夫

黒木 登志夫
日本学術振興会学術システム研究センター相談役
東京大学名誉教授

国際高等研究所戦略会議(ISC)第1期委員構成(2015.3.12 現在/敬称略・五十音順)

議長

長尾 真

長尾 真
京都大学名誉教授・京都大学第23代総長

委員

有本 建男

有本 建男
政策研究大学院大学教授

大原 謙一郎

大原 謙一郎
公益財団法人大原美術館理事長

笠谷 和比古

笠谷 和比古
国際日本文化研究センター名誉教授

黒木 登志夫

黒木 登志夫
日本学術振興会学術システム研究センター相談役

村上 陽一郎

村上 陽一郎
東京大学名誉教授
国際基督教大学名誉教授

国際高等研究所戦略会議(ISC)第1期最終報告書「自然・人類・社会、その超えるべき課題と未来」のブックレットを作成しました。
設立から30年が経過し、社会・世界情勢、地球環境が大きく変わった今日、もう一度設立の原点に立ち返り、基本理念のよりよい具現化をすすめるべく、今後の研究活動方針を示すものとなっています。
本報告書は、広く社会に公開し、意見を求めるとともに、これらの意見を研究所に設けられる検討部会に取り込み、議論をより良いものにしていくことが期待されます。
これからの有限資源の地球の住む人類の将来について検討するにあたっての一つの指針となることを希望します。

ISC最終報告書
ISC最終報告書
日本語版・英語版
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