高等研報告書
高等研報告書は、研究代表者の提唱する交錯型の研究課題に、分野の異なる専門家が参加する研究共同体が数年間取り組んだ研究の成果を出版物にまとめたが「高等研報告書」です。
- 【高等研学術出版の販売方法の変更:お知らせとお願い】 (2010年4月1日)
- 高等研研究報告書及び高等研選書の販売は、今まで特定非営利法人コピーマート研究所に委託をしていましたが、
2010年4月1日より販売業務を発行元の(財)国際高等研究所・事務局に変更いたします。
現在、販売業務の仕組みを構築中のため、お問い合わせは下記にお願いします。 - (財)国際高等研究所事務局・学術出版担当
TEL: (0774)73-4000 FAX: (0774)73-4005 E-mail: book@iias.or.jp - 構築完了は8月末を予定しています。当面ご面倒をお掛けいたしますが何卒よろしくお願い申し上げます。
新刊の紹介
2010.07 (高等研報告書0905)
ISBN978-4-906671-75-5

2010.06 (高等研報告書0903)
ISBN978-4-906671-73-1

19世紀東アジアにおける国際秩序観の比較研究 NEW !
研究代表者: 吉田 忠
書籍版(頁数/本文262頁) : \3,500-(税込) ※送料は別途になります。
本研究「19世紀東アジアにおける国際秩序観の比較研究」は2006年度から2008年度にかけて3 年間にわたり、6名のコア研究メンバーを中心に年間4 回、計12 回の研究会を開催し、2009年度には報告書作成準備のため2回のフォローアップ研究会をもった。その間、研究会に下記のごとく総計24名の話題提供者から研究発表をいただき、研究の進展上多くの示唆と刺激を頂戴した。ここに記して謝意を表します。また研究例会において、貴重なコメント・助言を頂いた中川久定京都大学名誉教授(当時国際高等研究所副所長)に、この場を借りて深く感謝申し上げます。本研究プロジェクトを立ち上げるにあたって、計画案として、本研究の趣旨・目的を次のように掲げた。
19世紀東アジアにおいては、近代国家の創出が共通の課題であった。しかし、これら日本、中国、朝鮮の東アジア三国は、伝統的には華夷秩序思想の桎梏のもとにあったと言えよう。 本研究の主眼は、この華夷秩序観から近代国家的対外観、すなわち(西洋型)国際秩序観への転回の過程とその要因を再検討しようというものである。(以下省略)
(本書 研究活動概況より抜粋 文責:吉田忠)
2010.05 (高等研報告書0907)
ISBN978-4-906671-77-9

高度計測技術の発展と埋没 NEW !
研究代表者: 本河 光博
CD版(頁数/本文268頁) : \3,500-(税込) ※送料は別途になります。
この報告書は、(財)国際高等研究所で実施された研究プロジェクト「高度計測技術の発展と埋没」の成果をとりまとめた物である.初めにこの研究プロジェクトが行われるに至った経過を簡単に述べておく。本代表者が国際高等研究所でフェローとしていろいろの人と議論をしている過程で,「世界シェア 70% を誇っていた我が国の電子顕微鏡が最近売れなくなってきた! それは何故か?」という疑問が持ち上がった.この問題を少し検討してみようというのが本研究プロジェクトの直接の動機であった.2005年度から2006年度にかけ,とりあえず金森所長(当時)の研究プロジェクトであった「高度科学技術に伴う広域・学際的諸問題」の作業グループの一つとして,我が国の科学技術の国際的なステータスを調べるべく「高度計測技術の発展と埋没」というタイトルでスタートした.その目的とする内容の骨子は以下のようである。
要旨:科学技術基本法の下に,総合科学技術会議の答申をうけて,科学技術研究に対する予算は年々増え、10年前に比べかなり潤沢になったと思われる。これらの多くは競争的研究資金として,産官学の研究者に分配され,この分野の研究が非常に活発になったことは明らかである。しかし,文化の一つとして位置づけられる物理や数学などの基礎研究は別として,技術開発研究に対するアウトプットは多くの成果が必ずしもわが国の産業を育成し発展させるものとはなっていない.・・・・。
(本書「1はじめに」より抜粋)
2010.03 (高等研報告書0904)
ISBN978-4-906671-74-8

近未来の法モデルと法情報
研究代表者: 北川 善太郎
書籍版(CD付)(頁数/本文200頁) : \2,500-(税込) ※送料は別途になります。
この報告書は、高等研における二つの研究課題、すなわち『共同研究の法モデル』(2003~2008)および『学術研究機関における学術情報システムのモデル構築』(2005~2008)のとりまとめである。
二つの研究課題は、高等研で実施した未来開拓学術研究推進事業『情報市場における近未来の法モデル』(1998~2003)の継続と発展である。一見すると別々の研究のようであるが、その5年間の研究プロジェクトが追求した研究と同根であり、また二つの研究課題はお互いに密接な関連をもっている。したがって本報告書は、その5年間の研究プロジェクトを視野に入れて、二つの研究課題が取り上げた「研究の流れ」を2部から8部に整理し、つぎに、最後の8部の研究共同体が研究の一到達点であることを述べる。ここで到達点というのは、「研究の流れ」の最後の研究部門である以上に、それが各研究部門の研究データを統合する場となることによって、インターネット上で機能する制度モデルが高等研の研究から創られたからである。
(本書「1部 報告書の概要 11. 二つの研究課題」より)
2010.02 (高等研報告書0902)
ISBN978-4-906671-72-4

多元的世界観の共存とその条件
研究代表者: 石川 文康
書籍版(頁数/本文178頁) : \1,500-(税込) ※送料は別途になります。
本書は国際高等研究所において展開されたプロジェクト「多元的世界観の共存とその条件」(2005-2007年度)の研究成果報告書である。
本プロジェクトは、もともと2001-2003年度に、中川久定氏を代表者として実施された課題研究「『ひとつの世界』の成立とその条件-鎖国の時代の日本とヨーロッパ」の理念を発展的に継承するものとして開始された。理念として掲げられたのは、ヨーロッパ中心の閉ざされた一元的世界観を脱して、人類の開かれた多元的世界がどのように成立するのか、またそれは今後もどのように形成されるべきか、そのための条件とは何か、それを主に18 世紀の歴史的努力に基づいて探求し、新たな展望を切り開き、また新たな方法論を試みることである。
(本書「序章」より)
高等研報告書一覧
| No | タイトル | 研究代表者 | 頁数 | 価格(税込) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2010年度 | ||||||
| 0905 | 認識と運動における主体性の数理脳科学 | 沢田 康次 | 116頁 | 書籍版 | \2,300- | |
| 0903 | 19世紀東アジアにおける国際秩序観の比較研究 | 吉田 忠 | 262頁 | 書籍版 | \3,500- | |
| 0907 | 高度計測技術の発展と埋没 | 本河 光博 | 268頁 | CD版 | \3,500- | |
| 2009年度 | ||||||
| 0904 | 近未来の法モデルと法情報 | 北川 善太郎 | 200頁 | 書籍版 (CD付) |
\2,500- | |
| 0902 | 多元的世界観の共存とその条件 | 石川 文康 | 178頁 | 書籍版 | \1,500- | |
| 0803 | 思考の脳内メカニズム | 波多野誼余夫 | 231頁 | 書籍版 | \1,890- | |
| 2008年度 | ||||||
| 0809 | 電子系の新しい機能 | 新庄 輝也 | 158頁 | CD版 | \472- | |
| 0804 | 宇宙問題への人文・社会科学からのアプローチ | 木下 冨雄 | 416頁 | 書籍版 | \3,360- | |
| 0801 | 量子情報の数理に関する研究 ~エントロピー・ ゆらぎ・ミクロとマクロ・アルゴリズム・生命情報~ |
大矢 雅則 | 359頁 | 書籍版 | \2,205- | |
| 0802 | ダイナミックスからみた 生命的システムの進化と意義 |
津田 一郎 | 283頁 | 書籍版 | \1,890- | |
| 0708 | 隙間 ~自然・人間・社会の現象学~ | 鳥海 光弘 | 121頁 | 書籍版 | \1,050- | |
| 2007年度 | ||||||
| 0706 | 途上国に対する日本人長期政策アドバイザー論 | 橋本 日出男 | 274頁 | 書籍版 | \1,890- | |
| 0711 | コア・エグゼキュティブと幹部公務員制度の研究 | 村松 岐夫 | 188頁 | 書籍版 | \1,680- | |
| 0707 | 国際比較からみた日本社会における自己決定と合意形成 | 田中 成明 | 308頁 | 書籍版 | \1,890- | |
| 0704 | 動・植物における分化全能性 | 原田 宏 | 223頁 | 書籍版 | \1,680- | |
| 0701 | 「一つの世界」の成立とその条件 | 中川 久定 | 251頁 | 書籍版 | \1,995- | |
| 0703 | スキルの科学 | 岩田 一明 | 208頁 | 書籍版 | \1,680- | |
| 2006年度 | ||||||
| 0603 | 途上国に対する経済政策アドバイザー体験記 | 橋本 日出男 | 351頁 | 書籍版 | \2,310- | |
| 0601 | 災害観の文明論的考察 | 小堀 鐸二 | 78頁 | 書籍版 | \1,523- | |
| 2005年度 | ||||||
| 0502 | 種族維持と個体維持のあつれきと提携 | 岡田 益吉 | 89頁 | 書籍版 | \2,730- | |
| 0501 | 東西の恋愛文芸 | 青木 生子 | 223頁 | 書籍版 | \3,150- | |
| 2004年度 | ||||||
| 0402 | 途上国に対する経済政策アドバイザーについて ―Dudley Seers (1920-1983)を中心として(Study) |
橋本 日出男 | 71頁 | 書籍版 | \2,415- | |
| 0401 | 多様性の起源と維持のメカニズム | 吉田 善章 | 137頁 | 書籍版 | \2,940- | |
| 0207 | 臨床哲学の可能性 | 野家 啓一 | 290頁 | 書籍版 | \4,000- | |
| 2003年度 | ||||||
| 0323 | コピーマート:そのもたらしたもの・もたらしうるもの | 北川 善太郎 | 132頁 | 書籍版 | \1,680- | |
| <情報生物学適塾> 集中トレーニングコース講義録 | ||||||
| 0301 | 遺伝子の機能予測概論> | 中井 謙太 | 55頁 | 書籍版 | \840- | |
| 0302 | ゲノム配列からの遺伝子発見 | 矢田 哲士 | 38頁 | 書籍版 | \630- | |
| 0303 | ホモロジーのない配列の解析 | 美宅 成樹 | 33頁 | 書籍版 | \630- | |
| 0304 | プロテオミクスとバイオインフォマティクス | 谷口 寿章 | 38頁 | 書籍版 | \735- | |
| 0305 | タンパク質立体構造情報:ホモロジーモデリングと分子認識 | 中村 春木 | 40頁 | 書籍版 | \735- | |
| 0306 | 相同配列の比較による構造/機能予測 | 藤 博幸 | 34頁 | 書籍版 | \630- | |
| 0308 | 連鎖解析の理論と実際 | 鎌谷 直之 | 44頁 | 書籍版 | \735- | |
| 0309 | ESTのゲノムへの写像技術とその周辺 | 森下 真一 | 30頁 | 書籍版 | \630- | |
| 0310 | 遺伝子発現情報解析のための数理モデルとアルゴリズム | 阿久津 達也 | 36頁 | 書籍版 | \630- | |
| 0311 | KEGG/代謝マップ | 金久 實 | 42頁 | 書籍版 | \630- | |
| 0312 | 細胞コンピュータ・シュミレーション | 冨田 勝 | 31頁 | 書籍版 | \630- | |
| 0315 | 分子系統学とその解析手法 | 舘野 義男 深海 薫 |
26頁 | 書籍版 | \525- | |
| 0318 | 文献からの情報抽出と体系化 | 高木 利久 高井 貴子 福田 賢一郎 |
43頁 | 書籍版 | \735- | |
| 0319 | 医学データベース -疾患遺伝子変異情報- | 蓑島 伸生 | 45頁 | 書籍版 | \735- | |
| 2002年度 | ||||||
| 0205 | 産学連携 高等研モデル | 北川 善太郎 | 37頁 | 書籍版 | \840- | |
| 0203 | 環境と食料生産の調和に関する研究 | 渡部 忠世 | 128頁 | 書籍版 | \1,575- | |
| 0202 | 高度情報化社会の未来学 | 坂井 利之 | 294頁 | 書籍版 | \3,430- | |
| 0201 | 言語の脳科学 | 乾 敏郎 | 69頁 | 書籍版 | \1,020- | |
| 2001年度 | ||||||
| 0105 | 科学の文化的基底 ( II ) | 伊東 俊太郎 | 247頁 | 書籍版 | \2,530- | |
| 0103 | 政府統治の研究 | 本間 正明 | 96頁 | 書籍版 | \1,240- | |
| 0102 | 科学の文化的基底 (公開講演会) | 伊東 俊太郎 | 47頁 | 書籍版 | \780- | |
| 0101 | 複雑系の秩序と構造 | 長谷川 晃 | 121頁 | 書籍版 | \1,500- | |
| 2000年度 | ||||||
| 0001 | 高度情報化社会の未来学 | 坂井 利之 | 53頁 | 書籍版 | \760- | |
| 1999年度 | ||||||
| 9906 | 人類の自己家畜化現象と現代文明 | 尾本 恵市 | 70頁 | 書籍版 | \980- | |
| 9905 | 科学の文化的基底 ( I ) | 伊東 俊太郎 | 110頁 | 書籍版 | \1,690- | |
| 9904 | わざ学 | 山口 修 | 90頁 | 書籍版 | \1,350- | |
| 9903 | 生命体の多様性 | 岩槻 邦男 | 160頁 | 書籍版 | \1,820- | |
| 1998年度 | ||||||
| 9813 | 比較幸福学 | 中川 久定 | 245頁 | 書籍版 | \2,730- | |
| 9812 | 情報論的転回 | 吉田 民人 | 135頁 | 書籍版 | \1,600- | |
| 9808 | 安全学 | 村上 陽一郎 | 158頁 | 書籍版 | \1,740- | |
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認識と運動における主体性の数理脳科学 NEW !
研究代表者: 沢田 康次
書籍版(頁数/本文116頁) : \2,300-(税込) ※送料は別途になります。
本報告書は、2006~2008年度まで実施した高等研研究プロジェクト「認識と運動における主体性の数理脳科学」の研究成果を取りまとめたものである。この研究プロジェクトの要旨は以下の通りである。
(本報告書の前文から抜粋)
要 旨
脳の数理的研究、脳型計算理論の研究はその先駆的な研究がはじまってからかなりの時間が経過した。この分野ではこれまでに個々の目覚しい成果があるが、神経細胞群のミクロなダイナミックスと動物個体のマクロダイナミクスを結び付ける手法を開拓し、現代的な実験データをさんこうにして心の発現を数理的に理解できるフレームワークを構築する必要がある。本研究は、これまであまり明示的に行われてこなかった「脳機能としての認識と運動における主体性の解明」を研究課題として、その実証可能な数理的研究の可能性を追及する。