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第36回 けいはんな「ゲーテの会」

開催概要

日本の未来を拓くよすが(拠)を求めて-日本の近代化を導いた人々の思想と行動、その光と影を追う-日本社会の古層から日本的なるものを発掘した人物

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芸術・音楽

西條八十と昭和時代(上)

【講演者】
筒井 清忠帝京大学文学部長・大学院文学研究科長
【講演者経歴】
1948 大分県生まれ。帝京大学文学部長・大学院文学研究科長。専門は日本近現代史。著書に、『日本型「教養」の運命』(岩波現代文庫 2009)、『近衛文麿』(岩波現代文庫 2009)、『西條八十』(中公叢書 2008)、『昭和十年代の陸軍と政治 』(岩波書店 2007)、『二・二六事件とその時代』(ちくま学芸文庫 2006)、『石橋湛山』(中公叢書 1986)、『帝都復興の時代関東大震災以後』(中公選書 2011)、『昭和戦前期の政党政治』(ちくま新書 2012)、『二・二六事件と青年将校』(吉川弘文館 2014)、『満州事変はなぜ起きたのか』(中公選書 2015)、『昭和史講義 最新研究で見る戦争への道』(編著、ちくま新書 2015)などがある。
【講演要旨】
西條八十は1892(明治25)年に生まれ1970(昭和45)年に亡くなった詩人・童謡作家・新民謡作家・少女小説家・歌謡曲作詞家・文学研究者(早稲田大学仏文科教授)です。最初三木露風派の詩人として出発しましたが、夏目漱石門下の鈴木三重吉の始めた雑誌『赤い鳥』に載せた詩『かなりや』が初めて曲のついた童謡となり一世を風靡し、北原白秋・野口雨情とともに三大童謡作家の一人となりました。著名な詩人金子みすずは西條八十によって育てられた一人です。一方、ソルボンヌ大学に留学、早稲田大学文学部で教授としてフランス文学を講じました。新民謡・少女小説も書き、昭和に入ると『東京行進曲』を皮切りに、『東京音頭』『旅の夜風』(映画『愛染かつら』主題歌)『支那の夜』『誰か故郷を想はざる』『蘇州夜曲』『若鷲の歌』(予科練の歌)『同期の桜』『青い山脈』『越後獅子の唄』『この
世の花』『王将』、『花咲く乙女たち』と戦前から戦中を経て高度経済成長期に至るまで多くの愛唱歌を作り、昭和の日本人を慰め励まし続けました。当時第一級の知性として芸術院会員となりつつ「日本の庶民に寄り添った知識人」であった西條八十の生涯を、歌や映画を通して振り返り考えてみたいと思います。今回は前篇として昭和戦前期までを扱います。
開催日時
2016年6月20日(月)18:00〜20:30
開催場所
公益財団法人国際高等研究所
住所
京都府木津川市木津川台9丁目3番地
参加費
2,000円(交流・懇談会費用を含む)
定員
40名(申し込みが定員を超えた場合は抽選)
締切
2016年6月15日(水)必着