プロジェクトの概要

 

研究プロジェクト

18世紀における世界観の多次元的交錯

実施期間 2009~2011年度(第1年次)
研究代表者 石川 文康 国際高等研究所学術参与/東北学院大学教養学部教授
研究目的

18世紀はさまざまな学問や文学・芸術が相互に乗り入れ、そのことが、それぞれの分野自身を充実化しただけでなく、さまざまな新しい知的営み(学問等)を基礎づけ、それらの発展を準備した時代である。そこでは、広い意味での世界観が、いわば多次元的に交錯していた。たとえば、文学と哲学、哲学と神学、自然科学と文学・哲学、法学と哲学、倫理学と経済学、地理学と文学・哲学、数学と哲学、音楽と文学、錬金術と文学、東洋思想(中国、インド、日本)とヨーロッパ思想の交錯、等々。言語の面でも、それまでのヨーロッパ学術言語であるラテン語と各国語との交錯、そして各国語間の翻訳が、今日の予想以上に活発に行われており、そこにも世界観の多次元的交錯が見られる。本研究プロジェクトは、そのような事実を踏査し、今日ますます多次元化する世界観の方向性を探り、その可能性の開拓を目指すものである。18世紀を機軸にするが、その前後の世紀をも視野に収めたい。

キーワード 多次元、世界観、諸精神科学間の交錯
研究計画・方法

年5回の研究会を予定する。

各研究会は2日にわたって開催し、各回2名程度の(初日、2日目の)正規メンバーによる時間的に余裕をもった研究発表、話題提供に基づき、多次元的な質疑応答、ディスカッションを行う。

プロジェクト全体の進捗状況に応じて、各回に原則として1名のゲストスピーカーを招き、プロジェクト展開の充実を図る。

2011年度末の国際シンポジウム「フンボルト・コレーク」の開催を準備する。本プロジェクトは多くのフンボルティアーナーを擁する。高等研と連携するフンボルト財団の理念は、アレクサンダー・フォン・フンボルトの研究成果の根本性格にちなんで、諸学問の多元性と多次元性にある。その意味で、本プロジェクトは文字通り、フンボルト財団の理念と合致しており、「フンボルト・コレーク」の開催はその理念に沿っているといえる。

研究会開催予定
第1回: 2009年 5月8日~5月9日(於 高等研)
第2回: 2009年 7月17日~7月18日(於 高等研)
第3回: 2009年 9月11日~9月12日(於 高等研)
第4回: 2009年 11月27日~11月28日(於 高等研)
第5回: 2010年 2月12日~2月13日(於 高等研)
参加研究者 16名
石川 文康 国際高等研究所学術参与/東北学院大学教養学部教授
赤松 明彦 京都大学大学院文学研究科教授
井川 義次 筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授
池田 紘一 長崎外国語大学長
王寺 賢太 京都大学人文科学研究所准教授
岡野  薫 東北大学大学院国際文化研究科博士課程後期
小黒 康正 九州大学大学院人文科学研究院准教授
小関 武史 一橋大学大学院法学研究科准教授
高橋 輝暁 立教大学副総長・文学部教授
竹内 綱史 日本学術振興会特別研究員PD(大阪大学)
田野 武夫 拓殖大学政経学部助教
堀池 信夫 筑波大学大学院人文社会科学研究科教授
増田  真 京都大学大学院文学研究科准教授
松村 朋彦 京都大学大学院文学研究科准教授
森田  團 東京大学グローバルCOE研究員
八巻 和彦 早稲田大学商学学術院教授
研究会開催実績 2013年 3月出版を目処とする