プロジェクトの概要
| 研究プロジェクト | 21世紀における文化としての設計科学と生産科学 |
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| 実施期間 | 2009~2011年度(第1年次) | ||||||||||||||||||||||
| 研究代表者 | 岩田 一明 国際高等研究所フェロー/大阪大学・神戸大学名誉教授 | ||||||||||||||||||||||
| 研究目的要旨 |
近年における人工物(ハードウエア、ソフトウエアや仕組み・仕掛けなど)の創出に関わる設計科学と生産科学分野は、人口・資源・エネルギーなどの諸問題や価値規範の多様化の中で、新たな環境に直面している。このことは人工物の設計科学と生産科学の役割や責務などを、生活様式や社会通念、制度などを含む文化の視点より再考する必要性を示唆している。本課題では、文化としての設計科学と生産科学(製造文化)を検討するために、前提となる現代的課題や制約条件などを抽出するとともに、それらの関係性を総合的に考証する。同時に、そこから生まれてくる新しい製造文化の姿についても議論を行う。 |
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| 研究目的 |
人間は歴史の過程で、科学的知識と知恵を増殖させながら、それらをベースとして、絶え間なく人工物(ハードウエア、ソフトウエアや仕組み・仕掛けなど)を設計・生産し、生活価値の向上を意図しながら利活用を行ってきた。また、昨今、工業生産は国家経済を維持する基盤として、わが国の外貨獲得の75-80%を担っていることが強調されてきた。 膨大な資源の利用、人工物の設計と生産、使用後の廃棄に関する人間の営みとその影響を、自然はその深い懐の中に包み込んできた。人間は自らの設計・生産活動やその影響を、自然が永遠に許容するものと暗黙裡に理解して、都合の良い行動規範を生み出し、合意して活動を継続してきたように見える。しかし、近年に至り、自然には限度があり、外部環境として取り扱う限界が意識されるようになった。象徴的事例は温暖化現象である。このため、「sustainability」が緊要な概念として浮上し、先駆的な研究が試行されるようになった。同時に、創出される人工物は創出側の利益や興味のみを規範とすることの限界が顕在化するようになった。また、創出された人工物への信頼性を喪失させる事例も多発し続け、ヒューマンエラーが相乗している事例も後を絶たない。 人工物の設計とその生産の分野は、上述のような多様な問題を包含したまま、21世紀を刻み始めた。これらの現実は、科学技術やその背景にある価値規範に対して再考を示唆しているとみることができる。今、改めて、文化としての科学技術と進歩の意味、また役割と責務などを深考することが不可欠と思われる。 そこで、本研究プロジェクトでは、今後における文化としての人工物の設計科学と生産科学の前提となる、現代的課題や制約条件、例えば、生態系、人間系、技術系、価値規範系、合意決定系など、またそれらの関係性を総合的に考証する。同時に、目指すべき、あるいは醸成してくる新しい文化(製造文化)の姿をイメージするとともに、それらの社会における合意形成のありかたを検討したい。 多分野の専門家による学際的議論を通して、21世紀における『設計科学・生産科学と人間・文化・自然』のかかわりへの基本的な考え方が生まれてくることを期待したい。 |
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| キーワード | 設計科学、生産科学、製造文化、持続可能性、生存可能性 | ||||||||||||||||||||||
| 研究計画・方法 |
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| 研究会開催予定 | 年6回の研究会〔内3回は1泊2日〕開催予定 | ||||||||||||||||||||||
| 参加研究者 |
11名
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| 話題提供者リスト | 選考中 | ||||||||||||||||||||||
| 研究成果報告書 | 2012年12月出版予定 |
