- 主 催 :
- 財団法人国際高等研究所
- 後 援 :
- 文部科学省、独立行政法人日本学術振興会
- 開催期間 :
- 2011年12月6日(火)~9日(金)
- 開催場所 :
- 財団法人国際高等研究所
趣 旨:
神経科学はこれ迄、生理学及び解剖学をベースに発展し、これに生化学が加わってその基礎が固まった。近年、分子生物学的手法の進展は目覚ましく、遺伝子単離に続いて、特定な遺伝子のノックアウトや蛍光タンパク質遺伝子による標識、更に最近ではチャネルロドプシン遺伝子の導入によるオプトジェネティクス等、これら新たな技術によって神経科学のフロントは刻々と変わりつつある。一方、ヒトの心や意識の理解も急速に分子生物学のターゲットとして至近距離に入りつつあり、国際的には既に神経科学のトレンドとなりつつある。今回のカンファレンスでは単なる議論のテーマとしてヒトの心を語るのではなく、世界の一線で活躍している研究者の未発表データを中心に、現今の神経科学のフロントが何であるかという情報を共有し、そこから見えて来るヒトの心と意識の問題を考えようとするものである。すなわちこの会議は、著名な研究者を集めてこれ迄の成果を解説して貰う、いわゆる国際会議ではなく、各発表者がベストのデータを持ち寄り、そこから見えて来る神経科学の次のターゲットを共有しようとするという、野心的試みを趣旨としている。
開催概要:
(1)研究発表
オープニングレクチャー |
1 |
セッション |
7(招待講演23、short talks 3) |
クロージングレクチャー |
1 |
ポスター発表 |
28(公募で選抜された若手研究者による発表) |
(2)参加者の構成
招待講演者 |
25名(海外15名、国内10名) |
公募によるポスター発表者 |
28名(海外 8名、国内20名) |
公募による討論参加者 |
4名(全て国内) |
その参加者 |
5名(全て国内) |
参加国・地域:日本・アメリカ・フランス・オーストリア・イスラエル・ドイツ・スイス
(3)使用言語 : 英語(同時通訳なし)
(4)オーガナイザー
- 坂野 仁(東京大学大学院理学系研究科教授)
- 山森 哲雄(自然科学研究機構基礎生物学研究所教授)
- 志村 令郎(国際高等研究所副所長)