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  • 国際高等研究所てどんなところ?

メッセージ

立石 義雄

公益財団法人国際高等研究所

理事長立石 義雄

長期的で多様な視点から
人類の未来と幸福を考え、独自の価値を創造します。

国際高等研究所(高等研)は、「人類の未来と幸福のために、何を研究すべきかを研究する」を基本理念とし、持続可能社会の実現に向け、様々な課題と向き合い、共に考え、広く社会に問いかけていく活動に注力しています。
高等研は、ナショナルプロジェクトである「けいはんな学研都市」の中核機関として、全国の産学公民の皆様方のご協力を賜り、1984年に設立されて以来、基本理念に基づき様々な研究活動を実践してまいりました。資源・エネルギー、人口と食糧、経済格差、気候変動、反グローバリズムなどの課題から、世界が平和的に共生していくことが困難になっている現在において、高等研の基本理念は色あせないばかりか、ますます今日的な意味をもつものと考えています。
2018年度は、長尾真所長を中心とした3年間の成果を基礎として、高いレベルの研究体制による質の高い活動を維持し、その活動の実績を社会に示していくことが肝要であり、そのために4月に松本紘先生に第8代所長に就任いただきました。新たな研究活動の円滑な立ち上げをはじめ、持続的な法人運営の基盤構築などに注力したいと考えています。
高等研は、変化が激しく短期的な成果が求められる今日の社会において、長期的で多様な視点から人類の未来と幸福を考える稀有な存在です。よりよい持続可能な社会の実現に向けて、皆様に問いかけ、共に議論し、解決策を考え、そして成果の社会実装を目指すことで、独自の価値を創出し提供し続けてまいります。

松本 紘

公益財団法人国際高等研究所

所長松本 紘

理化学研究所理事長、京都大学前総長

次世代の若者が希望を持てる未来社会の実現にむけて、
高等研から新たな視点と方向性を提示していきます。

2018年4月に国際高等研究所(高等研)の第8代所長に就任いたしました。高等研は長い日本の歴史において文化的・経済的価値を創出、蓄積してきた京都、大阪、奈良の中心にあり、日本の優れた文化・芸術・技能・技術・風土・環境を俯瞰し、学術的基礎研究に基づいて、課題の発見から解決までを総合的に取り組むことができる位置にあります。
このような特徴を生かし、これまでも人類社会が直面する諸課題の発見から解決に向けてさまざまな研究を進めてまいりました。今後は新たな研究体制のもと、人間を強く意識し、人々の生活と密接に関わりながら、学術研究や社会の在り方を議論し、次世代を担う若者が希望を持てる未来社会の創出に寄与することを目指していきます。また、けいはんな学研都市のあるべき姿を設計し、この地域に根差す文化と最新の科学技術を駆使した新たな地方創生モデルの造り込みと、将来の地域社会の在り方についても更に活動を進めてまいります。
高等研は、さまざまな活動を通して新たな視点と方向性を提示していくことで、けいはんな学研都市の知の中核機関としての役割を果たし、さまざまな企業、行政、大学、住民の皆様との関係を起点に、持続可能な社会の実現に向け取り組んでいきたいと考えています。