• 高等研報告書
  • 国際高等研究所てどんなところ?

メッセージ

立石 義雄

公益財団法人国際高等研究所

理事長立石 義雄

長期的で多様な視点から
人類の未来と幸福を考え、独自の価値を創造します。

国際高等研究所(高等研)は、「人類の未来と幸福のために、何を研究すべきかを研究する」を基本理念とし、持続可能な社会の実現に向け、様々な課題と向き合い、共に考え、広く社会に問いかけていく活動に注力しています。
高等研は、ナショナルプロジェクトである「けいはんな学研都市」の中核機関として、全国の産学公民の皆様方のご協力を賜り1984年に設立されて以来、基本理念に基づき様々な研究活動を実践してまいりました。資源・エネルギー、人口と食料、気候変動、反グローバリズムなどの課題から、世界が平和的に共生していくことが困難になっている現在において、高等研の基本理念は色あせないばかりか、ますます今日的な意味を持つものと考えます。
2016年度は、長尾真所長を中心とする研究運営体制における二年目として、さらに事業活動を展開することができ、国際高等研究所戦略会議(ISC)からも「人文社会系の学」と「社会」との乖離という現在社会における根源的な課題に対する答申をいただくなど、充実した年度となりました。
高等研は、変化が激しく短期的な成果が求められる今日の社会において、長期的で多様な視点から人類の未来と幸福を考える稀有な存在です。よりよい持続可能な社会の実現に向け、皆様に問いかけ、共に議論し、解決策を考え、そして成果の社会実装を目指すことで、独自の価値を創出し、提供し続けてまいります。

長尾 真

公益財団法人国際高等研究所

所長長尾 真

京都大学名誉教授、京都大学元総長

国、組織、分野を越えて議論を深め、
持続可能社会の実現に向けて社会に問いかけます。

国際高等研究所は、「何を研究すべきかを研究する」研究所として、1984年にけいはんな学研都市に創設されました。それから30年が過ぎた2014年、初心に帰り「21世紀の世界における大きな課題は何か、国際高等研究所として直ちに取り組むべき課題は何か」について集中的に議論をしました。そして、これからの激変する地球社会が直面する深刻な課題の解決に貢献するために、2015年4月に第7代所長に就任以来、以下の課題に取り組む基幹プログラムを設定し、これらを軸に研究事業を進めています。
・21世紀地球社会における科学技術のあり方 ・多様性世界の平和的共生の方策
・人類生存の持続可能性 ・けいはんな学研都市の30年後に向けて
地球社会における諸課題の解決のために、学問、科学技術、社会、経済、人類、近未来の都市はどうあるべきなのでしょうか。私たち人類は、今までどおりの生き方や価値観で、この地球上に生存し続けられるのでしょうか。国や組織、分野を越え、さまざまな立場の人々による議論を行い、人類や地球の未来に向け新しい方向性を見出してゆく努力をしました。その結果はほぼまとまり2017年6月に報告として大阪と東京で内容を発表するシンポジウムの開催となりました。