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研究プロジェクト

「日本文化創出を考える」研究会

研究代表者:西本 清一
京都高度技術研究所理事長、京都市産業技術研究所理事長、京都大学名誉教授

関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)は、そもそも学術や科学技術の研究のみをその使命とするのではなく、古には都として文化の中心であったこの地域に相応しい「日本古来の伝統文化」と「先端科学技術」の融合からなる新たな「文化活用力」を生み出していくことが求められている。それを実現するため、「文化」を都市名に冠する本地域において、日本文化は何かという視点での思想的な探求と、その活用のあり方を研究する。

参加研究者リスト2018.04.01現在

西本 清一
京都高度技術研究所理事長、京都市産業技術研究所理事長、京都大学名誉教授
内田 由紀子
京都大学こころの未来研究センター准教授
熊谷 誠慈
京都大学こころの未来研究センター特定准教授
高橋 義人
平安女学院大学特任教授、京都大学名誉教授
徳丸 吉彦
聖徳大学教授、京都市立芸術大学客員教授、お茶の水女子大学名誉教授
長尾 真
国際高等研究所学術参与、京都大学名誉教授

■ 研究目的・方法

①「日本文化とは何か」という視点を中心に置き、様々な分野の専門家によって多角的な分析を行うことを通して、「日本らしい」と言われるものが何故そうであるのかといった背景に至るまで、日本文化を思想的に探究し、更にはその活用のあり方を模索する。
②過去からの文化や技術と断絶し、最新の技術だけをベースに構想するのではなく、伝統的技術や技の活かし方、デザインの活用など、伝統と先端科学との融合を前提に構想する力を掘り起こす。
③高等研が展開している「ゲーテの会」において、本研究会としてけいはんな学研都市の市民に問いかけたいテーマを設定し、参加者との対話を通して文化活用力の強化のあり方について議論する。
④けいはんな学研都市の立地企業と文化活用力に係る共同研究可能なテーマを吸収し、より実践的な活用がなされる活動を組み入れる。

今後の計画・期待される効果

○今後の計画・期待される効果
これまでの活動を通して、進歩史観を超えてこれからの時代を切り拓いていくためには、「日本文化を基盤とした新たなモノ・サービスの創出」のフレームワークを構築する必要性が確認された。そして、戦後の経済発展を通して置き去りにされた文化を再認識するとき、京都をフィールドとして、京都から発信することに価値が見い出せる。そのようなフレームワークの構築には、 1)将来の斬新なコンセプトが日本文化を基盤として提示される、2)過去から蓄積された日本文化の資産としての活用方策が示される、という二つの視点が大切であり、次の観点から考え方や論点を整理していく。

・2025年の誘致が決まった大阪万博のような場で活用できるようなコンテンツとすべく、間口を拡げた議論をしておく。
・有形文化財と無形文化財の両方をスコープに入れるが、今年度は有形文化財に集中して議論する。
・産業として実現していくプロセス、あるいはモデルも含めた検討としておく。
・けいはんなに文化の仕掛けを一つ設けることについて、京都という長い時代の産物を活かしながら、結集していくことを議論していく。
・日本の伝統文化と先端のファッショントレンドや音楽をも融合した、例えば「京都コレクション」のような集客力のあるイベントを提案することも視野に入れる。

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