高等研選書 No.27
高等研選書一覧
| No | タイトル | 著者 | 頁数 | 価格(税込) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| S-27 | ヒトの心と社会の由来を探る ~霊長類学から見る共感と道徳の進化~「絶版」 | 山極 壽一 | 109頁 | 書籍版 | ||
| S-26 | 生活習慣病の面白健康科学 ~元気に生きるための食事と運動~「絶版」 | 森谷 敏夫 | 101頁 | 書籍版 | ||
| S-25 | 能と京劇 ~日中比較演劇論~ | 金 文京 | 93頁 | 書籍版 | ¥1,028- | |
| S-24 | 核なき世界を生きる ~トリウム原子力と国際社会~「絶版」 | 亀井 敬史 | 120頁 | 書籍版 | ||
| S-22 | 地震を知って震災に備える ~京阪奈地域を中心として~ | 尾池 和夫 | 108頁 | 書籍版 | ¥1,028- | |
| S-21 | 岩倉具視-「国家」と「家族」- 米欧巡回中の「メモ帳」とその後の家族の歴史 |
岩倉 具忠 | 185頁 | 書籍版 | ¥1,188- | |
| S-20 | 宇宙の謎を素粒子で探る | 政池 明 | 145頁 | 書籍版 | ¥972- | |
| S-19 | いのちの歴史を探そう -君のいのちの不思議- | 岩槻 邦男 岡田 益吉 |
85頁 | 書籍版 | ¥864- | |
| S-18 | 宇宙の仕組み -特別なことと普通のこと- | 古在 由秀 | 55頁 | 書籍版 | ¥864- | |
| S-17 | 患者や弱者に優しく -患者中心の医療と インフォームド・コンセントの大切さ- |
星野 一正 | 100頁 | 書籍版 | ¥864- | |
| S-16 | ゲノムの峠道 | 松原 謙一 | 122頁 | 書籍版 | ¥864- | |
| S-15 | 大阪と自然科学 | 金森 順次郎 | 80頁 | 書籍版 | ¥756- | |
| S-14 | 「農」の世界の意味 -「農」と「生」の相関を中心に- | 坂本 慶一 | 131頁 | 書籍版 | ¥864- | |
| S-13 | 美しいノイズ - 数学を身近かに - | 飛田 武幸 | 61頁 | 書籍版 | ¥540- | |
| S-12 | 物質(もの)とは何か | 井口 洋夫 | 60頁 | 書籍版 | ¥540- | |
| S-11 | 情報社会における著作権とビジネス | 北川 善太郎 | 159頁 | 書籍版 | ¥864- | |
| S-10 | 地球大気の研究 | 加藤 進 | 82頁 | 書籍版 | ¥540- | |
| S-09 | 「関西空港」建設の事後評価 - それは世紀の失敗作なのか - |
赤井 浩一 | 80頁 | 書籍版 | ¥756- | |
| S-08 | 素粒子物理学の100年 | 南部 陽一郎 | 50頁 | 書籍版 | ¥514- | |
| S-07 | 科学と技術の間「絶版」 | 西島 和彦 | 49頁 | 書籍版 | ||
| S-06 | 無機イオンと生命 - もう一つの生命 - | 江橋 節郎 | 52頁 | 書籍版 | ¥514- | |
| S-05 | 近未来の法モデル - 近未来から現代を考える - | 北川 善太郎 | 76頁 | 書籍版 | ¥720- | |
| S-04 | 大人のためのわかる数学 - 数理哲学序説 - | 四方 義啓 | 136頁 | 書籍版 | ¥823- | |
| S-03 | 中国とインド - 社会人類学の観点から- | 中根 千枝 | 36頁 | 書籍版 | ¥514- | |
| S-02 | 進化遺伝学から見た人類の過去と未来 | 木村 資生 | 48頁 | 書籍版 | ¥514- | |
| S-01 | 美しいダムと水環境づくり | 沢田 敏男 | 48頁 | 書籍版 | ¥1,028- | |
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ヒトの心と社会の由来を探る ~霊長類学から見る共感と道徳の進化~
著者: 山極 壽一
書籍版 : \1,000- (B6判 109頁) ※送料は別途になります。
2足歩行からのコミュニケーションの変化
共感の心がつくる社会とは?
社会をつくる原動力が心から経済に移っている今、ゴリラ社会を通して今の人間社会を見直してみよう。
本書の内容:
外部世界を変える大きな原因になっているのは、コミュニケーションの方法が変わったことです。視覚環境が変わりました。われわれはいま携帯を使って、目に見えないネットワークに囲まれて生きています。それは顔が見えません。毎日毎日顔を突き合わせて、視線を交わしながら信頼関係を確かめ合うわけにはいかない。しかも、まだ会ったこともない人と実はネットでつながれているわけですね。そして、それを基にいろいろな商売をしたり取引をしたりしている。
そういう、いわゆる見えない集団や情報が、われわれの行動を支えているとすれば、われわれはとても危うい世界に生きているのではないかなという気がします。
現代は動物の時代だといわれます。動物の時代というのは、言い換えれば感性の時代なわけです。よい、悪いというより前に、好き、嫌いというものを優先する。その好き、嫌いがネット上で書き換えられるわけです。共同性、共感、同調といったものが視覚的な物証によって確かめられなくなってきている。それを何とか得ようとして、われわれはいろいろな行為を共にしている。
(「むすび」より抜粋)