このページの情報は2015年2月時点の情報になります。


高等研レクチャー2011「神経科学の最前線-脳からこころへ-」

開催報告

世界の先端を行く4名の科学者に、それぞれの立場から最先端の学術研究の一端を語ってもらうだけでなく、最先端の学問はどのようにして切り拓かれるものか、研究活動に必要な洞察力や観察力はどのようなものかなどを踏まえて講演いただいたことで、単に専門的知識を参加者に与えただけでなく、講演者の研究に対する態度や情熱が参加者に伝わり、深い感銘を与えた。

レクチャーには、250名を上回る参加者が集まり、特にその多くを占めた大学院生や若手研究者らを啓蒙し、彼らの今後の研究活動に大いに刺激を与える機会となった。また、一般からも多岐にわたる職業や専門の方が参加し、その講演の関心の高さがうかがえた。時間の都合上、会場での質疑応答の時間をとることができなかったが、講演会終了後には、多くの参加者が自ら4氏に歩みより話しをする姿が見られた。