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基本理念・ミッション

基本理念

人類の未来と幸福のために、
何を研究すべきかを研究する。

私たち人類は、現在、様々な要因で持続的生存が脅かされる諸課題に直面しています。これまで通りの生き方、価値観で、
人類は後世にわたりこの地球上に生存し続けられるのでしょうか。
国際高等研究所は、「人類の未来と幸福のために、何を研究すべきかを研究する」ことを基本理念に、21世紀にあるべき
文化・科学・技術のあり方を見据え、根源的基礎的研究を通し、地球社会が直面する諸課題の予見と解決策の探求を行って
います。

活動方針

人類社会は今、効率や発展を追求する時代から、「平和的・持続的共存」を基盤とする時代への転換点にあります。国際高等研究所の使命は、人類の未来と幸福のために、根源的な課題を探索・探求し、新たな視点と課題解決の方向性を世界に問いかけることです。
国際高等研究所は、「国や研究分野を超えた優秀な研究者が集い、自由な雰囲気の中で交流し、討論する場であること」を運営方針とし、けいはんな学研都市の中核的学術研究機関として産学公民と連携し、創造的な基礎研究を推進します。
創設以来一貫して、以下を研究活動の重要な柱としています。

・国際的な研究機関であること
・先進的な分野・課題を選んで基礎的な研究を行うこと
・研究課題と研究者が固定しないようにすること
・産業界と協力すること

活動方針の具現化

国際高等研究所が2013年4月に公益財団法人に移行したことを踏まえ、より社会との関係性を深化させること、設立時に定めた基本理念を今日的に再構築することを目指し、2013年10月には理事長の諮問機関として国際高等研究所戦略会議(IIAS Starategic Committee(ISC))を設置しました。
ISCでは中長期視点に立った国際高等研究所の目指すべき方向性について、第1期及び第2期にわたり2019年3月の最終答申に至るまで精力的に討議を重ねました。その答申を踏まえて、基幹プログラムなどの研究事業を展開しています。