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第34回 けいはんな「ゲーテの会」

開催概要

日本の未来を拓くよすが(拠)を求めて-日本の近代化を導いた人々の思想と行動、その光と影を追う-「西の文化」の彼方に「東の文化」を構想した人物

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科学・技術

南方熊楠のマンダラ的世界観の形成~那智滞在期の思想とその前後をつなぐもの~

【講演者】
松井 竜五龍谷大学国際学部教授
【講演者経歴】
1964 年京都府生まれ。龍谷大学国際学部教授。専門は比較文学・比較文化。
【講演要旨】
南方熊楠(みなかた・くまぐす、1867-1941)が土宜法龍(どぎ・ほうりゅう、1855-1923)に宛てて 1903 年の夏に書いた手紙には、「南方マンダラ」と呼ばれる独自の世界観が披露されている。この「南方マンダラ」において、熊楠は科学的な思考の枠組みを大乗仏教の思想を用いて広げようとする試みをおこなっている。その一方で、従来、これらの書簡における試論は、那智での滞在期に限定されるものであり、熊楠の思想の全体像を示すものではないという見方もなされてきた。
しかし、和歌山・東京からアメリカ、ロンドン、那智、紀伊田辺と移動しながら形成された熊楠の思想の流れを考えると、「南方マンダラ」が徐々に準備され、その後の学問活動においても一定の基盤となっていたことがわかる。今回の講演では、こうした観点から、南方マンダラの形成過程とその後の展開について、最近発見された資料や新たな研究的視角を紹介しつつ話したいと考えている。
開催日時
2016年4月21日(木)18:00〜20:30
開催場所
公益財団法人国際高等研究所
住所
京都府木津川市木津川台9丁目3番地
参加費
2,000円(交流・懇談会費用を含む)
定員
40名(申し込みが定員を超えた場合は抽選)
締切
2016年4月18日(月)必着