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メッセージ

立石 義雄

公益財団法人国際高等研究所

理事長森 詳介

関西経済連合会相談役

多様な「知」の融合拠点として
複雑化する社会課題の解決に挑みます

国際高等研究所(高等研)の使命は、人類の未来と幸福のために、根源的な課題を探索・探求し、新たな視点と課題解決を世界に問いかけることです。
今世界では、温暖化が原因とみられる気象災害の激甚化、新型コロナウイルス感染症の蔓延、欧州での地政学的リスクの顕在化など、さまざまな問題が浮き彫りになっています。
さらに、これらの問題はグローバリゼーションによって複雑に絡み合い、相互に影響しあっていることから、単独あるいは少数の専門分野の研究だけでは、その解決は困難となってきております。
一方で、社会課題の解決の鍵となる、IoT、人工知能(AI)、ビッグデータなどの新技術を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速的な進展は目を見張るものがあります。
このような非連続の時代において、高等研の特徴である学問領域・専門分野に加え、世代、所属組織、国籍を越えて研究者が横断的に結集して研究を進めるbeyond Boundariesの取組みは、より一層重要性を増しているものと考えております。
私たち高等研といたしましては、自らの果たすべき役割と使命の重要性をあらためて認識し、複雑化する社会課題の解決に向け、多様な「知」の連携・融合による学際的研究に取組み、その活動成果を積極的に社会に発信・還元してまいります。
また、けいはんな学研都市の中核的な学術研究機関として、この地域に集積している大学や研究機関の相互連携を促進していくことや、研究成果を地域に社会実装していくことなどを通じて、地域社会の発展に貢献してまいりたいと考えております。
引き続き、皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

松本 紘

公益財団法人国際高等研究所

所長松本 紘

理化学研究所名誉理事長
株式会社ATR会長

時代、世代、研究領域を超えて
知の拠点を目指します

国際高等研究所(高等研)は、初代理事長の奥田東先生が提唱された基本理念に基づき、人類社会が直面する諸課題の探索から解決に向けての方策について、創設以来さまざまな研究を進めてまいりましたが、2020年以降にコロナ禍が惹起した多くの社会課題や国連持続可能な開発目標(SDGs)への対応等、広く社会の動向を見極めながら事業展開を図ることの重要性を再認識しました。
私はこの4年間、理化学研究所(理研)の理事長と高等研の所長を兼務してまいりましたが、理研という我が国最高峰の研究機関と高等研を経験しまして、具体的なテーマを深く掘り下げる高度な研究の在り方と、多分野の専門家が学際的な視点で広い視野に基づき議論を重ね、人類の持続可能性を追求する高等研の研究の在り方は、相互に補完できるどちらも我が国の学術界にとって重要な存在であると実感しております。
2022年は、奇しくも奥田東先生が1972年のローマクラブの提言に触発され、京阪名丘陵に学研都市とその中核的機関としての高等研を構想されて丁度50年の節目と重なります。さらに、2024年には高等研創設40周年を迎え、2025年には大阪・関西万国博覧会が開催されます。
この大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。今後の持続可能社会の実現にとっても重要な視点であり、高等研の学術研究機関としての役割、使命の基底にある理念と共鳴するものがあります。創設40周年を踏まえ、大阪・関西万博を飛躍の契機として捉え、高等研が社会に対して如何に貢献できるかを考え、知の拠点としてさらに発展することを目指します。