国際高等研究所シンポジウム
本シンポジウムは終了いたしました。
多数のご参加をいただきありがとうございました。
シンポジウム当日の様子
大阪でのシンポジウムに続き、2017年6月29日(木)東京の時事通信ホールにて国際高等研究所シンポジウムを開催いたしました。
基調講演では社会学者、東京工業大学名誉教授の橋爪大三郎先生から、「日本は世界に何を伝えるか」と題しご講演をいただきました。日本のどこがどうユニークなのか。その解として、日本の世界標準受入れの経験やその背景にある「空気」、近代化に寄与した普遍思想の日本語への置き換えなどの見解が述べられました。また、それらを生かして21世紀における様々な諸課題において日本が世界にどのような役割を果たすべきかなどについてお話をいただきました。基調講演につづき当研究所が2015年度より力を入れて取り組んでいる4つの基幹プログラムについてそれぞれの研究代表者から報告がありました。
総合討論ではコメンテーターの京都大学こころの未来研究センターの広井良典先生をまじえて、日本の強みを活かした持続可能性モデル、関係性の科学、皆が平和である社会を築くための環境づくりや政治が求められている、教養教育の見直し、大学教育本来のありかたといった話題について最後まで参加者を交えて活発な討論が繰り広げられました。
国際高等研究所の今後の活動に大きな期待を寄せられ、無事2日間のシンポジウムが終了しました。